プライバシーに配慮しながら開く
豊橋市の郊外、周辺に住宅や田畑が点在する敷地の住宅の計画案です。
敷地西側には比較的交通量の多い幹線道路が通っています。計画では外部からの視線を遮りプレイバシーを確保すること、シンプルなデザインが求められました。
プラン上は長方形を基本とし、階段部分と2階居室の一部をはね出すという、単純な構成としています。アプローチを充分に確保し、玄関ドア面を前面道路側から90度振り、目隠塀を組み合わせ、道路側には予備室(客室)を配置することによって、プライバシーに配慮しながらも、中庭にたいしては明るく開かれた居間を実現しています。
また、敷地北側には喫茶店があり人の出入りがあることから、居間北側には開口部をとらず、上部に設けた吹き抜け開口部から散乱光を採り入れ、通風を図っています。